パーツの初期不良ではなく組み立て時のミスかも
パソコンを自作し「さあ、動かそう」と電源ボタンを押したところ、うんともすんとも言わないというケースは決して少なくありません。ちゃんと組み立てたのに動作しない理由は相当あり、それらを一つ一つ潰していく必要があります。多くの人は最初にパーツの初期不良を疑いますが、初期不良というのはそんなに多いわけではないです。なぜなら、出荷前にきちんと動作チェックを行っているからです。したがって、最初に疑うべきなのはケアレスミスでしょう。
電源ケーブルがしかるべき場所に差し込まれていない
パソコンを自作するときによくありがちなケアレスミスとして、ケーブルのつなぎ忘れが挙げられます。特にCPUの動作に必要な電源ケーブルをマザーボードにつないでいないことが多いです。また、電源スイッチのケーブルを間違った場所に差し込んでしまっているということも考えられます。こうしたケースだと電源が壊れているのではないかと疑いたくなりますが、まずはケーブルがきちんと差し込まれているのか、再度確認してみましょう。
電源のスイッチがオフになっている
電源のスイッチが入っていないというのも非常によくあるケアレスミスです。電源には「I」と「O」と書かれたスイッチが存在しますが、出荷時は「O」の方になっています。Oはオフなので、この状態で電源コードを差し込み、パソコンの電源ボタンを押しても当然、動きません。必ずスイッチを「I」の方にしてから電源ボタンを押すようにしましょう。ちなみに、組み立てている最中は安全を考えてIにしないことが大事です。
プリント基板設計を行うためには、外注する業者にもよりますが、回路図や基板外形図、部品のデータシートは必要なところが多いようです。ネットリストや部品の配置案などは必要があれば用意します。